自然

実用的な山菜の王様! ウワバミソウ(ミズ)を採集して食べる!

ウワバミソウ④

ユウトです。

山菜はお好き? ボクは大好き。

雪解けと同時に芽吹くフキノトウから始まり、
春から初夏にかけて採れる食材たち。

季節の到来を教えてくれます。

その山菜は季節が過ぎればもう大きく育って食べられなくなるもの。

さすがにもう季節的に無いよな~と思いつつ、近くの山を散策してました。

すると、まだ山菜が一種あるのを発見!
ちょっと季節外れだけど、備忘録的に記録しておきます。

見つけたのはタイトルにある通り、

ウワバミソウ①

ウワバミソウです。

 

山菜『ウワバミソウ(ミズ)』

ウワバミソウ②

机が濡れてて汚いな(笑)
ウワバミソウを洗ったまま机に置いちゃったので……。

さて、ウワバミソウとは何ぞやなのですが、簡単にご紹介。

 

ウワバミソウとは、イラクサ属ウワバミソウ科に含まれる多年生植物。

生息地としては渓流沿いや湿っぽい崖のそばなど、
ジメジメとした水っぽい場所。

このような場所にウワバミソウは群生し、
時としてウワバミソウ畑を形成します。

背丈は70センチくらいになるものもあり、茎も人の小指くらいに
太くなることがあります。

茎の根元の部分が赤いものとそうでないものがあり、
それぞれ『アカミズ』、『アオミズ』と呼んだりすることも。

アカミズの方が粘りがあって美味しいらしい。

秋口になると、葉と茎の付け根部分にむかご状の実が付く。
これも非常に美味である。

と、植物としてはこんな感じです。

山で歩いていて、ちょっとジメッとしたところに行くと大体生えてます。
葉っぱに少し光沢があって、慣れると結構わかりやすいですね。

ウワバミソウには地域名があり、東北方面だと『ミズ』
呼ばれたりします。
水っぽい土地に生えていることからの由来だとか。

さてこのウワバミソウ。時として山菜の王様とも呼ばれたりします。

山菜の王様はタラの芽じゃないの?

そう思う人もいるかもですが、ウワバミソウがそう呼ばれる所以は
採集時期の長さと、大量に見つけられる手軽さ、
そしてどんな料理にも合うことにあるのです。

まず採集期間。これは5月ごろから10月ごろまでの約半年ぐらいです。
ほとんどの山菜が春先から初夏の短い期間しか採集できないなか、
この長さは驚異的。

次に大量に見つけられること。
ウワバミソウは生えている場所に行くとたいていの場合群生してます。
ときには一面ウワバミソウ畑になっていたり。

ですので、一度見つけると大量に採集することができるのです。
山菜はポツポツと見つかるものが多いので、これは素晴らしい特徴!

最後に料理への合いやすさ。
ウワバミソウにはクセが無いです。そして下処理も簡単。
独特の粘りとシャキシャキとした歯ごたえが心地よい食材です。

おひたしにしても良し、炒め物に入れても良し。漬物にしても良し。

非常に汎用性の高い山菜なのです。

というわけで非常に便利で美味しい山菜、ウワバミソウ。

だけど、タラの芽とかワラビとかと違って知名度が
ちょっと低い印象があるのは気のせい?

 

さっそく食べる

御託はいいのだ、早く食うぞ!

というわけで、下処理して食べちゃいます。

ウワバミソウの下処理は茎の皮をむくこと。
これはだれでもできることなんですが、一本一本むいていくのは
意外と面倒。

ウワバミソウの数少ない大変な部分だと思います。

個人的には皮をむかずとも食べることはできるとは思ってますが
やはりちょっと食べづらさが出てきてしまう気も。
時間があるならむきましょうね。

ウワバミソウ③

根っこ側からこんな風にむけば簡単にスーッとむけていきます。

葉っぱ側からもむくことができて、
茎から生えている葉っぱの根元部分を爪で削り取るようにしてから
下まで引っ張れば、気持ちよく下までむけます。
(あんまり先端部分でこれをやると折れちゃいます)

皮を残さずむくのは、皮が半透明で見えづらいので難しい。
ある程度で妥協しましょう。

下処理はこれにて終了。
あとは好きに調理しちゃいましょう。

ボクは今回、オーソドックスにおひたしで食べます。

調理は簡単。
沸騰したお湯に塩を入れて、そこに下処理ずみのウワバミソウを投入。

鮮やかな緑色になり、熱もちゃんと通ったらお湯からあげます。

あとは良い大きさに切り分けて、

ウワバミソウ④

完成! 良き色……。
では、いただきます!

食べてみると……シャキッという歯ごたえがああ、心地よい!

クセが無く、シャキッとして、その茎の奥にほんのりとねばり。
なかなか野菜の中でもこんな食感のものは無いのでは?

山菜は首長の激しいものも多いけど、これはそんなことありません。
どんな食材と一緒になってもケンカせず、手をつなぎ合ってくれそうです。

簡単で、美味い。これ is 最高。

さすが山菜の王様です!


山菜ガイド―見つけたその場ですぐわかる


<新版>おいしく食べる山菜・野草 (採り方・食べ方・効能がわかる)

まとめ

というわけで、ウワバミソウでした。

とっても使いやすく便利な山菜。
見つけやすくてたくさん手に入る美味しい食材なんてすばらしい。

サバイバルや不意の遭難時にもウワバミソウは活躍してくれます。

もし山に行ったり、自然体験を好む人は覚えておいてよい山菜だと思いますね。

 

しかし、最後に一つご忠告。

山菜はしっかりと知識を付けて採集しましょう。

山菜の採集にはリスクがあります。
それは毒のある植物を間違って採ってしまうリスクです。

食べられる山菜に似た有毒植物は多く存在しているし、
そうでなくとも山菜以外の植物は食べるのは危険です。

しっかりお勉強して知識を付けてから採りましょう。

「これは本当に○○なのか?」

それでも、自分の手にある食物が本当に食べられるものなのかを
最後までちゃんと疑うようにしておくことが大切かと思います。

少しでも疑わしいなら口にしない。それは正しい選択。

自然と遊ぶときは、少々の警戒心を持ち続けることが大切ですね。

 

ではまた。