ユウトです。
実はボク、嫌いな食べ物が無いのです(なんの自慢だ)
小さい頃はあったけど、成長で味覚が変わったのかそれも嫌いじゃなくなったし、
今のところ嫌いで食べられない食べ物が存在しないのです。
そんなわけで、実は最近のライフワークの一つに、
『自分の天敵となる食べ物を見つける』
なんてのがあるくらい(笑)
というわけで、いろんな場所に行けば
いろんな食べ物にチャレンジするワタクシ。
その中で、地域差が出るものの一つに発酵食品があります。
地域ごとにいろんな発酵食品ってあるじゃないですか?
そして、発酵食品というのはとかく好き嫌いが分かれる食品。
漬物、納豆、チーズ……嫌いな人は、周りを見渡せば結構いるはず。
で、10月に奄美大島を旅したときに、出会ったのが
ミキ
であります。
奄美や沖縄に行ったら、一回飲んでみるといいぞ。
この記事の目次
沖縄や奄美の発酵ドリンク『ミキ』
ミキなんて飲み物、本州では聞いたことありません。
それもそのはず。ミキは奄美群島や沖縄県などの地域で
伝統的に作られている発酵飲料だから。
では、まずはミキについてちょっとお勉強↓
ミキは、奄美群島や沖縄県などで伝統的に作られている乳酸菌発酵飲料。
高温多湿な気候を生かし、米やサツマイモ、砂糖を発酵させたものです。
由来は、神事や祭事に使われる『神酒(みき)』にあるとされ、
昔は各家庭でも作られていたといいます。
現在は家庭で作る家はめったにないそうですが、
ミキ屋と呼ばれる専門店や、飲料メーカーが製造をしています。
乳酸菌飲料のため、腸内環境改善に効果あり。
肌荒れや便秘改善にも良いとのこと。
栄養満点で食欲がないときにも良いのだとか。
という感じです。
現在のミキは飲みやすく改良されていて、おみやげなんかに人気なのだとか。

はい、ということで奄美で手に入れたミキはこちら。
スーパーとかで普通に売ってます。
見た目カ〇ピス?
でもゆすってみると、明らかにドロってしてます。

ラベルにはミキの美味しい飲み方が記載。
できたては甘く、だんだんと酸味が増してくるらしい。
さすがは発酵食品。同じ乳酸菌発酵食品のキムチと同じです。
飲み方としては冷やして飲むのが主流。
他には氷を入れたりジュースに入れたり、
焼酎とかで割ってみたりして飲むのも美味しいのだとか。

原材料は米、白糖、サツマイモ。炭水化物のオンパレードだぁ。

そして驚くべきはそのカロリー。
……結構高くない?
こんなに高いとは思ってなかったぞ(笑)
まあさもありなん。炭水化物の塊だし、日本酒だってあんな水みたいなのに
カロリーバカ高いし。
これ一本飲んだら、約500キロカロリー。
ほぼ食事一回分じゃないですか~!
いざ実食
しかし、飲まねばなるまいよ!
だって10月とはいえ、南の島奄美大島。
そんなところで一日冷蔵庫に入れずにいたら腐ってしまう可能性大。
なので、頑張って飲みます。ああ~デブになるんじゃ~。
では、おそるおそる蓋を開けて……未知の食べ物に出会ったらまずは匂いチェック!
嗅いでみると……つきたての餅の匂い?
あ、これ妊婦さんとかがダメな奴だわ。
じゃあ味はどうでしょうか。いただきます。
……
甘っ。
米の甘さがすごい。何だこれは。
舌触りはおかゆみたいなもの。餅を煮込みまくってくたくたに溶けたような感じ。
しかし甘さがもっと強い。お砂糖とサツマイモ効果が偉大過ぎる。
そして、なんと言っても、
飲み込んだ後に喉の奥から立ち上るミキの香り!
直に嗅ぐよりも強く感じます。
口に入れたときは美味しい(とボクは思う)が、
慣れてないと飲んだ後の香りにやられてしまう人多そう。
そして、やっぱりというか腹にたまる!一本もいらなかった!
とにかく気合で、ごちそうさまでした!
まとめ
結論、1人1本はいらなかった。
飲み物を飲んでいるというより、食事をしているという感覚が近いかも。
おかゆを食べているのとそう違いないです。
今度は色々な飲料と薄めて飲みたいです……。
栄養満点なので、移動中にごくごく飲む、というのは大変。
腰を据えて飲みたいところ。
食欲不振や夏バテのときには良い飲み物になりそうです。
奄美や沖縄は夏暑い。暑いと食欲がわかない。
そんなときにこのミキで栄養補給……なんてのも良いかもです。
匂いで好き嫌いが分かれそうですが……あなたはどっち? 好き? 嫌い?
なかなか個性的な飲料のミキ。しかしミキに限らず、
ヤギ汁などクセのある食べ物があるのが奄美や沖縄。
もし抵抗なく食べられるなら、奄美や沖縄をより楽しめるかも。
ミキ、飲んでみてくれな?
ちなみに沖縄とかには自販機でも売ってるぞ(奄美は未確認)